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ずっと、ずーっと

年始めに大阪をほっついたあげく  















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たどり着いたら道頓堀。相変わらずの人出。
若い子ばかりだ。じじいもばばあもいない。(じじいは俺だけだ)

これが都市の夜だぜ。









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松竹座、年始め大歌舞伎が興行がありました。観覧券が高いんだよね。







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再びなんばへ。









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昭和臭たっぷりのポスター。百恵ちゃんのポターが張られている繁華街はここだけじゃないですか。









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大阪と言えば昔はうどんだった。きざみうどんが好きだったなぁ。










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今や東南アジア系観光客(中国人だけではありません)でごったがえす黒門市場。









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観光地化した市場ですが、店の中は昔ながらでした。












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連続ミステリー・老女の覚醒 最終回  



















大塚は、自宅の郵便受けに置かれてあった静江からの手紙を開いた。
「大塚先生へ私はもうあなたたちから遠い世界にいます。
前に告白したとおり、私が殺人の真犯人です。
そのことに偽りはありません。
母が自分が犯人だと言ったとすれば、それは私を庇うためです。
母は私がまだ女優をしていると信じています。だからほとんど面会にも来ないのだと思っているのです。
ですから、もう母には会わないでください。
そして、深井園子さんのことですが、実は私と一緒にいます。
私は自宅を売却しました。そのお金で海外に来ております。たぶん、命のある限り、日本へは帰らないと思います。
園子さんと、映画界にいたころの話をしながら暮らしていこうと思います。では、お元気で」


大塚は静江にすまないことをしたと思っていた。

もうとっくに時効になっている事件を蒸し返して、静江を追い詰めてしまった。

彼女のために死んだ人間は何人もいる。
彼女が犯人だとしても、それを暴くことが目的ではなかったのに、彼女を追い詰め、
現実世界から逃亡させてしまったたことは、それで良かったのかという思いが強かった。

「静江さんの手紙は本当のことでしょうか」

静江の家からの帰り道、最寄の駅のそばで入った居酒屋で大塚は父親に聞いた。

「海外に行ったことは本当だろ。だが、静江が真犯人であるかどうか、結局は分からない」

「どういう意味ですか」

「いまからでは何も実証できない。だから、想像でしか語れないことだが、
正直に言って、この事件の調査をしてみて、ますますこの事件のことが分からなくなってきたんだ」

「静江さんが真犯人とは思えないということですか」

「それも言える。母親かも知れないし、実は捕まった犯人たちがやはり真犯人だったということもある」

「じゃあ、最初の事件の犯人が残した、Nのためにという言葉の意味は何ですか」

「そのとおりの意味じゃないか。つまり、Nのために殺したということさ。そのことを静江はまったく知らなかったという可能性もある」

「確かにそう言われればですけど、そうなると、我々がこの事件を調査した意味がまったく無くなるんじゃないですか」

「結果的に静江を外国に逃がすことになったんだから意味がないわけじゃない」

「どういう意味があるのですか」
「毎日眠られないほど静江の心は不安定になっていた。そこでお前がカウンセラーとして接触した。
その悩みは、過去に起きた殺人事件のせいではないかとお前は考えた。
そこで、私も加わって調査した。その結果、静江が犯人たちを裏で操っているのではないかという事実を見つけ出した。
しかも、最後の事件のアリバイまで崩して、真犯人は静江ではないかという証拠を見つけるかも知れないという段階まで来た。
それがもし、静江の最初からの目的だったとしたらどうだ」

確かに父親の言うとおりだと大塚は思った。

「私は最初から静江さんの思うように操られたのではないかと思ってました」

「そのとおりだ。事件のことを話したのは静江からだろ」

「彼女の人生の経過を聞いていたのですから、当然のことだと思います」

「普通、悲惨な過去のことは語りたくない。話すとしても、焦点をぼかして話すのではないだろうか」

「そうですね。ほとんど何も隠すことなく、すらすらと話しましたからね」

「お前がカウンセラーとしてちゃんと仕事をするなら、必ず事件について調査をするのではないかと静江は考えたのではないか」

大塚は、静江を追い込んだという罪の意識を持ったことが誤った考えだったと悟った。

では何故、静江は追い込まれたと思われるような方向に持っていったのだろ。

「誰にでもあることさ。自分の人生をリセットしたいということは。だが、時は戻せない。
このまま誰にも知られずに外国に行って、現実を逃避するようなことをしても、
それでは静江は何も意味を持たないと考えたのではないのかな」

「どういうことでしょう」

「つまり、自分を追い込まれた情況にして、逃亡するように外国に行って身を隠す。
共犯者である、園子も連れていけば不安も少なくなる。
我々は、彼女の最後の第二の人生をやり直すお手伝いをしたまでのことさ」

父親はそういうと、目の前のコップにあったビールを飲み干した。

大塚はもう静江のことを忘れるしかないと思っていた。

そうしないと、空しさばかりが胸に押し寄せてきて悲しくなるからであった。

ふたりはその夜、正体が無くなるまで酔いつぶれた。


終わり。











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連続ミステリー・老女の覚醒 #33  


















大塚の父親は、第二の事件での静江のアリバイを崩した。

さすが、元刑事だと大塚は感心していた。

その日、大塚と父親は、アリバイを作った、静江に背格好が良く似た深井園子の現住所に向かっていた。

深井園子は、女優を引退したあと、親の薦めで見合いをして結婚していた。

夫は十年前に病気で死亡し、今は一人で暮らしていた。子供はいない。

東京都板橋区練馬北3丁目に深井園子が住むマンションはあった。

三階に深井園子の部屋はあった。

グレーの鉄製のドアが古ぼけていた。

ドアの上に深井というネームプレイトが貼ってあった。

チャイムを押しても何の反応もない。郵便受けには何も入っていなかった。

父親はドアに耳をつけて中の物音を聞いていた。

「いないようだ。管理人に話しを聞いてみよう」

一階の管理人部屋には日勤の管理人がいた。

「深井さんは二日前からお留守ですよ」

深井園子は、留守にするので、郵便受けのものを取っておいてもらうように管理人に頼んでいたのだ。

「深井さんのところに60歳を超えたくらいの風体の変わった女性は訪ねてきたりしていませんか」

「分かりませんね。住人の客まではいちいち覚えていないので」

父親が口を開いた。

「深井さんが自殺する可能性があり、行方を捜しているのです。
手がかりを得るために管理人さんお立会いのうえで深井さんの部屋に入りたいのですが」

「あなたたちは何なんですか」

「深井さんと多分一緒に死のうとしている女性の心理カウンセラーを担当しているものです。ふたりの命がかかっています」

「分かりました」

深井園子の部屋に入ったが、何の手がかりもなかった。

部屋のなかには、宮城静江と関係があるようなものも発見出来なかった。

「深井園子はどこに行くとも管理人には話してないですね」

大塚は管理人に聞いた話を父親に告げた。

「静江と一緒かどうかも分からないし、もしかしたらただ旅行に行ったとも考えられる」

「とにかく手がかりがありません」

「静江の家に行ってみよう」

ふたりは静江の家に向かった。

静江が居なくなってもう何回も静江の家を訪ねているが、誰もいないことは確認している。

それなのに何故父親は静江の家に行こうと思ったのか。

「何かありそうな予感がする」


ふたりは静江の家に急いだ。

深井園子のマンションから、静江の家まで一時間ちかくかかった。

静江の家に着くころは町はすっかり夜の暗闇に覆われていた。

静江の家に灯りは灯っていなかった。

郵便受けを確認すると、なかに手紙が入っていた。

二日前に確認したときにはなかったものだ。

手紙の表には「大塚さま」と書かれてあった。




最終回に続く。






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藝祭 2018 #9  










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彫塑と絵画の連携。漫画チックで面白い。








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ひとつひとつ細密に見ると、釘付けになる作品です。









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作品のなかにモニターがあり、そこにも別の作品が写っているという・・・・









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リアリズムっぽい作品で好きです。












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年始めの大阪をほっついたあげく  
















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定宿の東横インを出て、なんばのほうに歩いていたら、法善寺まできてしまいました。
むかし、子供を連れてユニバーサルスタジオジャパンに来た時に観光したことがあります。
あのときの子供は26歳と23歳になりました。








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「包丁一本さらしにまいてー」なんて歌が私より上の世代にはなつかし法善寺横丁。
夫婦善哉という小説の舞台になったことでも有名です。










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