ずっと、ずーっと

2018 新年おめでとうございます 遅ればせながら 日本のドラマ・映画の限界を感じた話














遅ればせながら、今年もよろしくお願い申し上げます。

さっそくですが、私、俳優長谷川博己さんの大ファンなのです。

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その長谷川氏の新年特別ドラマが放送されるということで、リアルタイムで見ておりました。

「都庁爆破」


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なんとも正月から斬新な企画ですよね。リアルでも、小池都知事の話題が2017年席巻したのですから、この企画が起こされた時点では高視聴率間違いないとテレビ局は考えたのでしょう。

しかし、ご存知のとおり、小池さんは総選挙での失態から、株が暴落して、今や都民から完全にそっぽを向かれてしまっています。

それはそれとしても期待したドラマの出来は酷いものでした。

せっかくの長谷川氏の主演ドラマでしたが、視聴率も悪く、さんざんでした。

ちゃちなCGと、稚拙な脚本、下手な演出と、突っ込みどころ満載の内容でしたが、ここではその詳細は省きます。

つまり、日本ではこの手の緊迫したアクション系のドラマや映画の作り手がいないのでしょう。本場ハリウッドの足元にも及ばないどころか、韓国のこの手のドラマにもまったくかないません。

日本の映画やドラマでは、家族や友人、恋人たちの細やかな心の動きを捉えたものは秀逸なものが多いのです。
フランス映画やイタリア映画も日本のように、個人の細かい心の葛藤などを描いた映画に一日の長があるのは共通しています。

日本のドラマでは、そうした家族や友人、恋人との細やかな人間関係を描かすと腕を発揮する監督はいても、派手なアクション、暴力、政治的なサスペンスなどを描ける監督ないないのです。

そうした日本の現状はあったとしても、今回の「都庁爆破」のクオリティの低さはどういうことでしょう。また、この内容の酷いものを電波に乗せることを許容した、テレビ局の矜持に疑問を持ちます。

本来、ドラマの批判は本意ではないし、新年早々、愚痴だらけで申し訳ありませんが、長谷川博己氏のファンである一個人として、長谷川氏の俳優としてのキャリアに傷を付けかねないこのドラマに「一言質問の疑これあり」(西郷隆盛が西南戦争に打って出る際に明治政府に送った電報の一文を真似ました)というわけです。



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リリーフランキーさんが内閣総理大臣ですって。どう見てもサラ金のいんちき社長にしか見えません。



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下手な演出のアクションンシーンさえなかったら、一番絵になっていた吉川晃司さん。








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  1. 2018/01/05(金) 11:26:45|
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ドクターX、相棒など10月スタートドラマ




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テレビ朝日のお化けドラマ「ドクターX~外科医大門未知子~」の最新シリーズが放送開始です。毎回、感心するほどの医療のリアリズムが根底にあるのがこのドラマの魅力です。さぞや、医療分野の専門家たちが毎回必死になって考えてるのでしょうが、こういう専門分野が話の核になるドラマというのはスタッフの苦労は相当なものだと想像します。
視聴率も初回から20%超えという相変わらずのお化けぶり。登場人物は、専門分野とは違い、劇画調のケバケバしさは相変わらずで、それはまたドラマだから出来ることで、多少陳腐でもかえってそれが面白さに繋がっているのかも知れません。


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毎度おなじみの「メロンです。請求書です」の神原名医紹介所の神原晶さん。岸部一徳という怪優が演じる晶さんはこのドラマの重要な「お楽しみ」の要素でしょう。


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手術中のこの眼力がドラマの見所でしょうか。



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遠藤憲一さんや、勝村政信さん、鈴木浩介さんなど私の好きな俳優さんたちも出ています。



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スピンオフドラマ「ドクターY~外科医加地秀樹」も相当面白いです。



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ドクターYを演じている、勝村政信さん。




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テレビ朝日のもうひとつのお化けドラマ「相棒」の最新シリーズも今クールに登場しましたね。こうなると、他局はお手上げ状況です。
テレビ朝日系のミステリーや、警察系のドラマは正直あまり好きではありません。すぐに若い女性が殺されたり、犯人が岬で逮捕される結末などがあまりにも定番すぎて面白くないからです。
そのなかでも「相棒」はまだぎりぎり見るのに耐えられる範囲内ですが、現在の相棒である反町隆史さんはあまり好きではありません。相棒では及川光博が一番好きですね。




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学園ドラマは根本的に好きではないので期待していなかったのですが、このドラマは非常に丁寧に作られていて好感が持てます。
学園ものが好きでない理由のひとつに「イケメンたちがメイン」の設定で、内容の無い雑な作りのものが多いことです。このドラマは単なる学園ものとは違い、複雑な人間関係と心理の深淵が絡まり、ミステリー的な要素が強い内容になっています。それも、現代風に家族、友人たちとの関係が中心になりそうな予感がしますので、そこを今後どう描いていくか興味があります。




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すっかり大人になった井上真央さん。




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最近のお気に入り、新川優愛さんも先生役で登場。




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ドラマ「奥様は取り扱い注意」は、女諜報員だった奥さんが悪い男や悪いおばさんたちをやっつけるという痛快さをうたったドラマです。主役は、綾瀬はるかさん。
内容はどうってことも無いのですが、綾瀬さんが悪い男どもを華麗なアクションでぶっ飛ばすのが人気のようです。視聴率も悪くないようです。

以上、2017年10月スタートのドラマは、テレビ朝日系が独走していますが、他局も数字的には前クールほど悪くなにので、今期が稼ぎ時ということなのでしょう。







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  1. 2017/10/22(日) 09:52:44|
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小池新党 どう思う?









東京都知事小池百合子氏が、新党「希望の党」を自ら立ち上げるという記者会見を2017年9月26日に行いました。
報道各局はこの話題に振り回されましたね。その後、安部総理が衆議院の解散を決定する会見を行い、夜の報道番組に「立て続けに出演し、選挙の大儀について語りました。

このことについてつくづく思うことは二点です。ひとつは、選挙権を持つ有権者の投票行動についてと、アメリカ、つまりトランプ大統領は少なくとも12月までは武力行使は行わない可能性が高いということです。

まず、有権者の投票行動についてですが、小池氏はこのことについて相当に熟知し、予見する能力が高い。つまり、有権者は新しいものに飛びつく、ただ飛びつきだけではなく、そこには「保守」というキーワードが含有されたものでないと信用しないということです。これまでに誕生した新党「日本新党」「新党さきがけ」「自由党」「新進党」など成功した党は必ず「保守」という旗を掲げていたということ。保守ではあるが、完全な右ということではなく、ややリベラル色があるということが自民党にはない新鮮味として有権者には受け入れられる。それだけ、日本人は保守化しているということなのですが、保守という色が見えない政治には見向かない風土が確実にある。民主党が政権を取れたのも、あくまでも「保守の左」だったからでしょう。


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今回、小池氏が政策的なものを言いましたが、そのなかで目を引くのは「原発ゼロ」政策でしょう。これは明確に自民党の色とは違いますね。選挙応援に小泉元総理が立てば強力なインパクトを与えるでしょう。まだ、原発ゼロ以外の具体的な政策は発表されていませんが、そんなことはもうどうでも良いのでしょう。小池氏自身が表に立ち、選挙の顔になり、「保守」であることを訴えれば、有権者の投票行動に即決することは間違いが無いでしょう。安部総理は、小池氏の登場によって自民党はかなり食われるかも知れないが、憲法改正では同じ立場なので、補完勢力になればそれで良いのでしょう。



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次に、北朝鮮問題が緊迫化するなか、国政で空白期間が出来ることへの批判があります。それでも解散総選挙に出たということは、その間に戦争は起きないという確証がなければならないと思いますよ。いくら政府は機能しているとはいえ、もし選挙中に有事が起きれば大変なことになってしまう。議会が存在しなければ、有事の際に緊急に決めなければならないことが決められないという事態にもなりかねないし、だいいち、戦争を起こそうとしているアメリカとの信頼関係が壊れます。だから、政府は選挙期間中にアメリカが武力を使うことは無いという確証を得ていると想像しますね。

改めて小池氏のメディア戦略の巧妙さ、政治家としての処世術の巧みさばかりが目立ちます。都知事としての功績がまったく見えないなか、まだ「何かやってくれる」という中身の無い「期待感」だけで世間を渡り歩く小池氏。

どうなるのでしょうか。







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  1. 2017/09/26(火) 09:45:31|
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NHKスペシャル 731部隊の真実 ~エリート医学者と人体実験~







今夏、放送されたNHKスペシャル「731部隊の真実」です。



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中国に侵略した日本軍は、当時の中国東北地方、満州に傀儡政権をでっちあげ、日本国の属国にして、帝国陸軍最強の軍隊である「関東軍」を進駐させて、満州との国境に配備されたソ連軍と対峙していました。
その関東軍に所属していたのが「731部隊」です。


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この部隊の目的はただひとつ「細菌兵器」の開発でした。今回、NHK取材班は、日本側、ロシア側、アメリカ側から、資料を発掘し、当時731部隊にいた人に直接取材することで、731部隊の真実の一部を明らかにしました。、


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ロシア国立音声記録アーカイブへの取材で、終戦後に731部隊の全貌を明かすために開かれた「ハバロフスク軍事裁判」での731部隊員による証言テープを取材、公開しました。

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細菌爆弾で民間人を含めた多くの人員を殺傷しようという目的は、当時の日本軍では直近の目的として、陸軍上層部はその開発を特別急いでいました。それは、ソ連軍、中国の軍隊、ゲリラなどを相手に、通常の爆弾より広範囲でしかも人体へのダメージを強烈に与える細菌兵器を使用したいという誘惑が軍部には強かったのです。
そのために、日本の有数の科学者を集めて兵器開発を行うために集められ、その研究のために捕虜に対する人体実験を組織的、計画的に実行したのです。人体実験で死亡した人は3000人以上とされています。


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実験に使われたのは主に満州人の捕虜たちでしたが、中にはロシア人の女性や子供もいたという裁判での証言もありました。
人体実験に使われる人たちは「マルタ」とよばれ、731部隊の建物のなかにある牢獄に繋がれていたのです。

人体実験でさまざまなデーターを取ることに主眼を置いたのですが、主な研究目的は「ペスト菌」を使った兵器開発のために実際の人体にペスト菌をつけて、死亡するまでの人体の変化などを観察して記録していきました。
また。ロシア軍との戦闘に備えるために、「凍傷」の実験を、生きた人に人工的に凍傷を発生させて、どのような状態で凍傷が進むか、進むことによって人体はどう変化するか。何時間たてば手が落ちるとか、何時間で死亡するか、などの残酷な実験が数多く行われたということです。

ロシア人の母親と子供もペスト菌の人体実験で使われて死亡したと証言されました。


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このような残酷な人体実験を実行したのは、京都大学、東京大学などから派遣された、医学者、化学者、薬学研究者などでした。とくに京都大学の医学部長は、731部隊の石井部隊長と太いパイプがあり、細菌兵器の開発に協力するかわりに莫大な研究費を得ていたという証拠も明らかにされています。


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終戦が近くなると、石井部隊長をはじめ731部隊の上層部は関東軍の上層部とともにいち早く日本本土に逃げていて、終戦後ソ連軍に捕まり、裁判に引っ張りだされたのは下士官たちだけという許せない状況になったのです。

その後、アメリカ政府は、人体実験のデーターを引き渡すことで、731部隊の責任追及は一切行わないという密約をしたのです。

731部隊で残虐な人体実験を指導した科学者たちは、何の責任も取らず、逆に日本ではそれぞれの学問の権威として堂々と戦後を生きたのです。

彼らを断罪の場に引き出せなかったのは、後世まで残る「日本人の恥」だと考えます。










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  1. 2017/09/15(金) 10:20:44|
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NHKスペシャル 樺太地上戦 終戦後七日間の悲劇








樺太、旧日本国領土。日露戦争後ロシアから日本が獲得した領土でした。

国策として、太平洋戦争末期まで40万人の日本人が暮らしていました。昭和20年8月、天皇陛下の玉音放送があり、日本は連合国に無条件降伏をし、日本軍は武装解除して進駐してくる連合国軍に投降することになっていました。

ところが、北海道の守りを担当する「札幌第五方面軍」の司令官は、樺太を北海道を守るための防波堤にしようと画策し、樺太の「陸軍第88師団」いわゆる樺太師団に「樺太を死守せよ」というとんでもない命令を出したのです。

その命令のせいで、多くの民間人が犠牲になりました。NHKの取材班は、当時樺太にいて、この悲惨な出来事を体験した人を探し出し貴重な証言を元に、番組を制作しました。

NHKがこの夏に放送した、戦争記録ドキュメントの一作ですが、とても貴重で後世に伝えるべき内容の濃い優れた番組になっていました。


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陸軍第88師団の師団参謀長の鈴木康は、北海道の司令部からの命令に戸惑いました。死守せよと命令されても、装備もない、兵隊の数も少ない、どうしたら樺太を侵攻してくるソ連軍から守るのか。
終戦に当たり、当時の陸軍には無条件降伏に納得できない人たちが数多くいました。陸軍の方針はあくまでも「本土決戦」で、一億総玉砕でした。つまり、日本人すべてが死ぬまで戦い抜くという思想です。当時の北海道の司令部も終戦に反対し、戦争を継続したいという空気が上層部にあったのでないかということは容易に想像できます。その空気が「樺太を死守せよ」という命令に繋がったのではないかと考えられます。


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樺太を死守せよという命令は終戦になった翌日に発令されました。そのために、樺太の陸軍は兵員不足、装備不足を補うために「国民義勇戦闘隊」を作り、現地住民を駆り出してソ連軍と戦わせることを決めました。戦う武器は主に竹槍と少ない手榴弾でした。戦車や戦闘機、機関銃に竹槍では勝負にならないことは分かっていても、命令を実行するためにはそれしか方法がなかったのでしょう。

侵攻してくるソ連軍から逃れるために多くの居留民は本土への引き上げ船が出る樺太南部にむけ移動をはじめました。

迫り来るソ連軍、幼い子供を持つ母親は逃げるのに足手まといになる子供を崖から突き落とす場面を見たという証言も放送されました。

真岡という町から、軍の本部がある豊岡に逃げる居留民の人たちも壮絶な悲劇が襲いました。

いよいよ、沖にいるソ連の軍艦からソ連兵が上陸するという間際、父親が家族全員を軍刀で切り殺し、自決するという一家心中が多発しました。その現場を見たという人の証言も放送されました。

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(一家心中した家族の写真)


有名な、真岡郵便局電話交換室の若い女性たちの集団服毒自殺も起きました。

そこには、「生きて虜囚の辱めを受けず」という教育が徹底されていたことが要因でしょう。


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(真岡郵便局電話交換室)

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(服毒自殺した少女たち)



陸軍はここでも住民を守るために出動はしませんでした。住民は自分たちで戦い死ぬか、戦わずして家族もろとも死ぬかの選択を迫られたのです。
軍は、豊岡に行くための峠に守備陣を置き、住民を守るためではなく、軍司令部を守るためにそこに布陣していただけなのです。


樺太では、4000人から5000人の民間人が犠牲になりました。

終戦したはずなのに「樺太を死守せよ」という命令を出した軍人たち。その責任は未だに追及されていません。

戦後72年もたつのにこの悲惨な事実をどれだけの日本人が知っているのだろうかとつくづく考えさせられる番組でした。






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  1. 2017/09/07(木) 10:44:01|
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