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ずっと、ずーっと

行くって言ったでしょ  















「この前言ってたじゃないの」



迪子の母親の美由紀が怒ったように言った。

「そんなこと言ったっけ」

「言ったわよ」

小田原城に連れて行くという約束をもう2年も果たしていない。

迪子も仕事が忙しかった。

「今の仕事が落ち着くまでいけないなぁ」

「だからこの前、今は大丈夫なのかって聞いたじゃない」

もう歳のせいか、すこし痴呆が入っているのか、母にそこまで言った記憶はない。

だが、母は確信を持った強い表情で迪子を見据えていた。

「もうみーちゃんの言うことは信用できないね」

「そこまで言わなくてもいいじゃない」

迪子は、うんざりした表情をした。

このままでは、喧嘩になりそうだった。

「だから仕事が落ち着くまでって言ってるでしょ」

「そういって何年になると思ってるのよ」

確かにこれまで生返事をしてきたことは事実だった。

けっこう、頭はしっかりしてるじゃない。

これは、今度こそ生半可な答え方をすると、本当に喧嘩になってしまう。

「じゃあ、夏までにはきっとね」

母は少し安堵した目をした。

「本当に言ったわよね、本当よ」

「出来るだけ努力します」

今はこういうしかない。

やっと母の顔に笑顔がみえた。








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2017 我孫子国際野外美術展  












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第20回我孫子国際野外美術展に行ってきました。7~8年前にも行ったことがあります。もう20回目なのですね。
外国からも多くのアーティストが参加する野外で行われる美術展です。
場所は、上野から常磐線に乗って、我孫子で成田線に乗り換え布佐駅まで、約1時間半の行程です。
里山や自然公園などに若手アーティストが作品を展示しているのですが、今回は大型台風に見舞われ、多くの作品が壊されていてかわいそうでした。
都会にも近く、穏やかな田舎の風情が残る里で行われる美術展として、興味のある方はぜひ足を運ばれたらどうでしょう。
毎年、十月の末から11月の初めまで行われています。




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工場夜景⑥  






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YOKOHAMA TRIENNALE 2017 ⑨  











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連続ミステリー 通り魔⑦  













身柄を取るぞ。がさも同時に入れる」本庁捜査一課長が宣言した。

捜査員たちは席を蹴飛ばすような勢いで一斉に捜査本部を飛び出していった。

先行して、小山田たちが被疑者宅に行き、元妻の所在確認をしていた。

小山田は、元妻の住むマンションを見上げながら、

「ひとりの女がそこまで強い殺意を持ち殺しに走る。それが現実だとして、やはり人間社会にはどこに深い闇が潜んでいるのか分からないものだ」と考えた。

元妻の窓からカーテンが引かれた。

どうやら起きたようだ。

これから捜査員が彼女の部屋のドアの前に殺到する。

そのとき、彼女はどんな表情でドアを開けるのだろうか。

驚くのだろうか、それともいずれ逮捕されることを予感していて観念した表情で捜査員と対峙するのだろうか。小山田の相棒のエリート君は考えた。

捜査本部から、捜索令状を持った捜査官が着いた。

マンションの階段を駆け上り元妻の部屋がある三階に着いた。

早朝ということもあり、マンションの階段には通勤に向かう会社員などがいて、色めき立って階段を昇ってくる捜査員に驚いたようだった。

三階に着き、元妻の部屋の前に着いた捜査員は、すぐに被疑者宅の呼び鈴を押す。中から被疑者が出てきた。捜査員は家宅捜索令状を示すと同時に任意での同行を求めた。

元妻はすでに覚悟を決めていたのか、静かに指示に従った。

「やっぱり、覚悟を決めてたんだ」と元妻の表情を見たエリート君は思った。

その後、家宅捜索した結果、凶器に使われたと思われるナイフが二本発見された。

どうして凶器を破棄しなかったのかは、供述によると、恐くてナイフに触ることが出来なかったということが分かった。

自供によると、元妻は結婚してから何十年にもわたり暴力を受けていたことと、仕事ありきで家庭を返りみないばかりか、若い女にはまり、子供の学費までも女への貢物に変えていたことを恨みに思っての犯行だったことが分かった。

最初に刺された女については、この事件を私怨による犯行であることを隠す意味でも、通り魔事件にすることで捜査陣の目を逸らそうという意図があったもので、刺された女とは面識もなく、ただ刺しやすかったからだということも分かった。

「ひでえ女だな」

小山田は深いため息と同時にはき捨てた。

それを聞いいていた、本庁から来て、小山田の相棒になった若いエリート君は「小山田さんも奥さんには気を使ったほうが良いですよ」と小馬鹿にしたような表情で言った。

「バカヤロー、うるせえ」

小山田とエリート君はお互いの顔を見合わせながら笑いあった。




終わり






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尾道⑦  






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何とか選挙に行けました  








小池都知事が作った「希望の党」により民進党が解体され、いわゆる「リベラル」の虐殺が行われると思いきや、枝野氏が「立憲民主党」を立ち上げ、何とかわたしも選挙に行けました。
考えてみれば、今回の選挙で民進党は壊滅的な敗北を喫し、党の存続さえも危ないとされていました。ところが、選挙が終わったあとには、実質的に旧民進党は数を増やした結果になりました。
自民党公明党が圧倒的多数で大勝利をしましたが、旧民進党も立憲を含めれば、負けなかったってことです。


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旧民進のリベラル支持だった自分も含め、この結果は悪くなかったと思います。
枝野氏は「永田町の数の論理には組みしない」と明言しました。
そうです、
それでいいと思います。
無理に二大政党なんかを目指すから「自民党もどき」の連中が跋扈するんですよ。
「鋭い突っ込みが出来る野党」でいいんです、当面は。

日本は「理念なき保守王国」なのですから。
私の周囲にも「自民党を支持しない奴は反日左翼だ」と単純に思っている人が多いです。
田舎では「選挙は自民党に投票するもの」と政策なんか関係なく、自民党であれば何でもいいという人ばかりなのですから。


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それにしても今回もまたテレビ報道がやってくれましたね。
「さらさらない」「選別します」を大量に垂れ流し、小池百合子という政治家の息の根を止めました。
自業自得といえばそれまでですが、つくづくテレビというメディアの恐ろしさを目の当たりにした感じがします。
小池氏は、このままじっとしていて、東京五輪を成功させたうえで、再浮上の目を模索するしか方法が無さそうです。
しかし、東京五輪なんて今となっては誰が都知事をやろうと成功することになるでしょう。果たして小池氏の再評価に繋がるでしょうか。
まあ、とりあえずリベラルの灯が消えなかったことを安堵するとともに、自民党でもどこでもいいので、本当に国難である「少子化」を食い止める政策を実行してもらうことを願うのみです。






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連続ミステリー 通り魔⑥  








小山田たち刑事課の刑事たちは地団駄を踏んだ。

物証も見つからず、自白も取れず、捜査陣の完敗で終わった、通り魔事件。

実際、通り魔と呼称をつけているが、果たして通り魔だったのかさえまだ本当のところ分からなかった。

忸怩たる思いで数日が経った。捜査本部がいきなり色づいた。

「本星かも知れません」

そう訴えたのは画像解析班の若い捜査官だった。

彼によると、牛丼屋の前で被害者が刺されたであろうとき、被害者の後ろに立ったのは確かに溝川だったのだが、溝川が一瞬隣の看板に書かれたメニューのほうに体を動かしたその後にひとりの人物が被害者の後ろを通った人物がいた。

そのことは以前から分かっていたのだが、解析班の捜査官は、主婦の事件があったとき、周辺の防犯カメラに映っている人物と牛丼屋の前で映った人物が同一人物であることを解析して判断したのである。

解析によると、その人物は背格好、歩き方などが完全に一致した。顔は、帽子を深く被っているので分かりづらいのだが、顔の輪郭は分かった。どうも、その人物は女であろうとのことだった。

その報告があって、画像に映った人物の写真を捜査員に配布して、聞き込みを開始しよとしただった。

「顔がはっきり分かる画像がありました」それは最初に発見した解析班の捜査官とは別の捜査官から報告された。周辺のありとあらゆる防犯カメラから収集した画像の中から、その人物の正面に近い画像を発見したのだ。

その人物の顔を見た捜査陣から声が上がった。

それは、被害者の元妻だったのだ。

元妻は遺体の引き取りを拒否したことで、捜査陣には印象が強かった人物だ。

事件の捜査線上にも上がって捜査はしたのだが、アリバイは自宅にいてないものの、非常に病弱でもあり、体も細く、ひとりで犯行を行なうことは無理ではないかと予想された。

それより、溝川のほうが被疑者として浮上したことから、捜査の目は離れたのである。


⑦に続く。





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ドクターX、相棒など10月スタートドラマ  




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テレビ朝日のお化けドラマ「ドクターX~外科医大門未知子~」の最新シリーズが放送開始です。毎回、感心するほどの医療のリアリズムが根底にあるのがこのドラマの魅力です。さぞや、医療分野の専門家たちが毎回必死になって考えてるのでしょうが、こういう専門分野が話の核になるドラマというのはスタッフの苦労は相当なものだと想像します。
視聴率も初回から20%超えという相変わらずのお化けぶり。登場人物は、専門分野とは違い、劇画調のケバケバしさは相変わらずで、それはまたドラマだから出来ることで、多少陳腐でもかえってそれが面白さに繋がっているのかも知れません。


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毎度おなじみの「メロンです。請求書です」の神原名医紹介所の神原晶さん。岸部一徳という怪優が演じる晶さんはこのドラマの重要な「お楽しみ」の要素でしょう。


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手術中のこの眼力がドラマの見所でしょうか。



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遠藤憲一さんや、勝村政信さん、鈴木浩介さんなど私の好きな俳優さんたちも出ています。



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スピンオフドラマ「ドクターY~外科医加地秀樹」も相当面白いです。



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ドクターYを演じている、勝村政信さん。




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テレビ朝日のもうひとつのお化けドラマ「相棒」の最新シリーズも今クールに登場しましたね。こうなると、他局はお手上げ状況です。
テレビ朝日系のミステリーや、警察系のドラマは正直あまり好きではありません。すぐに若い女性が殺されたり、犯人が岬で逮捕される結末などがあまりにも定番すぎて面白くないからです。
そのなかでも「相棒」はまだぎりぎり見るのに耐えられる範囲内ですが、現在の相棒である反町隆史さんはあまり好きではありません。相棒では及川光博が一番好きですね。




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学園ドラマは根本的に好きではないので期待していなかったのですが、このドラマは非常に丁寧に作られていて好感が持てます。
学園ものが好きでない理由のひとつに「イケメンたちがメイン」の設定で、内容の無い雑な作りのものが多いことです。このドラマは単なる学園ものとは違い、複雑な人間関係と心理の深淵が絡まり、ミステリー的な要素が強い内容になっています。それも、現代風に家族、友人たちとの関係が中心になりそうな予感がしますので、そこを今後どう描いていくか興味があります。




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すっかり大人になった井上真央さん。




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最近のお気に入り、新川優愛さんも先生役で登場。




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ドラマ「奥様は取り扱い注意」は、女諜報員だった奥さんが悪い男や悪いおばさんたちをやっつけるという痛快さをうたったドラマです。主役は、綾瀬はるかさん。
内容はどうってことも無いのですが、綾瀬さんが悪い男どもを華麗なアクションでぶっ飛ばすのが人気のようです。視聴率も悪くないようです。

以上、2017年10月スタートのドラマは、テレビ朝日系が独走していますが、他局も数字的には前クールほど悪くなにので、今期が稼ぎ時ということなのでしょう。







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YOKOHAMA TRIENNALE 2017 ⑧  












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