ずっと、ずーっと

ARTICLE PAGE

どこまで知ってるの




















「あんたどこまで知ってんの?」

咲姫が聞いてきた。

「そんなに知らないよ」

「いいから知ってること言ってみてよ」

「樹奈とふたりで温泉に行ったってことくらい」

「どこに行ったとか知ってるの」

「そこまでは知らない」

「本当かなあ」

「舞衣にばれるとあとがめんどくさいからなあ」

「だったら舞衣も誘えば良かったじゃない」

「だってあの子、少食だから。いっぱい食べる樹奈と行ったほうが楽しいんだもん」

「でもあんたたちの関係なら、ひとりだけ仲間はずれにしたら険悪になることなんて、子供でも分かるじゃない」

「それはそうなんだけどね」

「もう取り返しつかないんじゃない」

「どうしよう」

樹里が怒った顔を思い出した。







IMG_0394.jpg





「悪気があったわけじゃないんだけどね。行った温泉は夕食は食べ放題だったから、純粋に食べることの楽しみを優先したとかなんだけど」

「それは言い訳にならないとおもうんだよなぁ」

「あんた、仲間はずれにしたんじゃないって樹里に言ってくんないかなあ」

「巻き込まないでよ」

「お願い」

後悔後に立たずとは良く言ったものだと思った。

樹里にいつ話しをしようかと考えていると、向こうから樹里が歩いて来るのが見えた。





IMG_0002.jpg











にほんブログ村





ぽちっとお願いします。

















スポンサーサイト
Category: ショートショート
Published on: Sun,  22 2018 04:00
  • Comment: 0
  • Trackback: 0

0 Comments

Post a comment