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ずっと、ずーっと

自由な表現を奪う社会とは  















前書きとして、私にはイデオロギーはありません。申すまでもありませんが、イデオロギーとは政治的な信条のことです。共産主義者でもなく、社会民主主義でもなく、保守的な思想を信じているわけでもありません。まして、国粋主義者でも、民族主義者でもありません。50歳を少し過ぎた今でも選挙に行ったことは2回だけです。若いときは政治なんかにはまったく興味がありませんでした。
そんな私でも戦前なら「治安維持法」という法律で検挙され、拷問されたあげく投獄されたかも知れません。
NHKが毎年終戦記念日になると良質なドキュメンタリー番組を放送していますが、今年は「自由はこうして奪われた。治安維持法10万人の証言」という番組はこれまであまり報道されたことがなかった「治安維持法」の実態について、生存している証言者の貴重な証言とともに丹念な取材でその実態を明らかにしています。

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そのなかで、共産党員を親に持つ14歳の娘さんがいました。現在は100歳に近い方なのですが、その人の証言にまさに衝撃を受けました。当時、捜査検挙をしていたのはいわゆる特高(特別高等警察官)と呼ばれるナチスで言えば「親衛隊」のような悪魔たちでした。特高は両親と同時に14歳の娘も逮捕し、殴る蹴るの暴行を加えたうえに、指と指の間に鉛筆をはさみ、娘さんの指を折るという拷問まで加えたそうです。100歳近くになる現在でも、指の爪を切るのが怖いというトラウマを抱えているということでした。
治安維持法というのは、共産党とその支持者を取り締まる法律だったのですが、拡大解釈されて、共産主義とはまるで関係ない人まで逮捕拷問されていた実態が明らかにされていました。つまり、戦争を遂行するためにどんな些細な抵抗にもならないような枝葉末節なことまで洗い出して、自国民を犯罪者として断罪したのです。例えば、貧しい人たちの姿をスケッチしただけで逮捕する。兵隊で行った人が帰還して戦場の悲惨さを伝えただけでも逮捕される。ありとあらゆる人が相互監視状態にあり、少しでも政府の悪口、軍隊への批判をすると「国賊」として犯罪者とされて密告する社会を作り上げたのです。
いまでもサイトのなかではありますよね。「反日」「国賊」「非国民」という言葉を頻繁に使いヘイトするバカが。こんな言葉を使う人は国民のなかではあくまでもごく少数の人たちですが、ネットには多数存在しているように錯覚されてしまいます。
そんな人は無視するとして、私は戦前の治安維持法のなかで政治とはまったく関係のない人でも、今の政治や政権の在り方に疑問を持ってそれを個人的に表現するだけでも命がけだという社会だけはまた再び現出させてはいけないと思います。
亡くなられた前沖縄県知事の翁長さんのように「イデオロギーよりアイデンティティだ」ということを素直に受け取れる社会にならなければならないと思います。政府に反対するものはすべて「反日」「国賊」とする考え方が一番悪い考え方だと思いますね。
私のアイデンティティは「日本を少子高齢化にともなう世界に例のない急激な人口減少を食い止める」ということだけです。この政策を掲げて確実に実行する政党なら自民党でもなんでも投票すると思います。









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