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ずっと、ずーっと

私を避ける女たち  




















私は56歳の男性。

外見は何ということもない普通のオヤジである。人相だって悪いことはない。と、自分では思っている。

当然ながら犯罪歴は無い。

病気のために23年勤めた会社を早期退職して、現在は週に3回だけ病院の送迎ワゴン車の運転手のアルバイトをしている。

幸いにも奥さんが看護師をしているので、生活費は心配ない。

子供の教育費は、退職金でまかなうのでそれも安心だ。

嫌だった勤めが無くなったのでストレスが無くなり、持病の回復にも良い効果があると思っている。


朝、散歩するのが日課になっている。

ただ、最近感じることは、朝、散歩をしていると近所で会う女性や子供たちが私のことを不審者として見るような態度を取ることだ。

スーツを着て歩いていたころには味わったことがない疎外感だった。

朝から、それほど歳のとってない中年男がジャージを着て、平日に自分たちのテリトリーを歩いている。

近所の住人であることは分かっているが、何か怪しい。

そう思っているのではないかと感じるのだ。

それは分かる。

自分が女性や子供の立場なら自分みたいな中年男が朝っぱらからうろうろされたんじゃ、恐いかも知れない。

だがである。善良で何の罪もないのに怖がられる普通のオヤジの気持ちは分からないのだろうか。



ついこの前も、私が歩道を歩いていたら、20メートル先に40歳すぎくらいの女性が歩いてきた。

私が前のほうを自分に向かって歩いてくるのを感じたのか、すぐに反対側に向かって幅の広い道路を渡っていった。

明らかに私を避けたのだ。

私が何をするというのか。

そんなに恐く見えるのか。

実に不愉快な思いをした。

40歳すぎで、デブで、生活に疲れ始めたような主婦のおばちゃんに私が何をするというのか。

正直言って、1メートルの棒の先でも触れたくない。

気持ち悪いのはこちらだ。



女子高生や中学生のようなか弱い女性が私を避けるのは分かる。

分かるというより正しい判断だ。

いや、もっと恐がっていい。

もちろん私は変態ではないので、彼女たちに何かすることはない。

しかし、世の中は変態だらけだ。

援助交際などで中高生にわいせつな行為をする中年男は多い。

痴漢だっているだろう。

男は変態なのだと思った方が安心だ。

正しい。

彼女たちが私を避けるのなら許せる。

だが、40歳すぎの女が自意識過剰なのは許せない。

何の罪も無い中年男に不愉快な思いをさせて、何が楽しいのか。

卑しい心根だ。

だから最近では私のほうから避けてやる。

向こうがこちらを発見する前に道を渡るジェスチャーをする。

だが、相手に気づかれないと意味はない。

分からなければただの反対側を歩くおっさんだ。

女がこちらに気づいたときにはわざと、私があんたが恐いから反対側の歩道に渡るのだということを分からせる。

そして渡ったあとは「あー良かった」という顔をして堂々と歩くのだ。

溜飲を下げるというのはまさにこのことだ。



私は、朝の散歩のときはいつも緊張しながら前方に全神経を集中させて歩いているのである。











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